WordPressを知っているとお仕事の幅が広がるなぁと思ったお話

みなさんこんにちは。AURINCommunity運営のyumiです。

先日、一般社団法人様のイベントのサイトリニューアルに関わらせていただく機会がありました。

大変多くの人が関わるイベントなので、物事が決まるスピードがなかなか遅く、お返事が多くのひとを回ってくるので途中で質問の意図と変わっていたりすることもあり、組織として動くという大変貴重な経験をさせていただいております。

普段は、個人事業主様と一対一だったり、少人数のチームでの制作活動が多い私なので、こんな機会を与えてくださったパートナー企業の皆様には大変感謝しております!

その中で、みなさんがフリーランスとして活動していく中でWodpressを知ってたら仕事の幅が広がるなぁと思うことあったので、覚書として記しておきます。

目次

WordPressの知識はどこでも結構役に立つ

みなさんの中でも「使ったことがあるよ!」という人が多いかもしれませんが、WordpressというCMS(Contents Management System)をしっかり理解している人は、お仕事が途絶えない印象があります。

なぜならば、お客様目線で話すと、

  • WordPressテーマカスタマイズなら、サイトを比較的安価で作れる
  • WordPressで作ったサイトで納品してもらえば、自分で更新ができる
  • 比較的維持費が抑えられる

このあたりが人気の理由かなと思います。なので、サイト制作のご依頼があったときにさまざまな手段から比較検討してもらうと

WordPressでテーマをカスタマイズして制作をお願いします!

というご依頼内容になることが多いです。だったら、テーマカスタマイズだけできるようになればいいじゃん!と思うかもしれませんが、果たしてそうでしょうか。

結局、Wordpressのシステムをちゃんと理解した上でカスタマイズのお仕事をする方が、構造もしっかりした信頼のおけるサイト制作ができるようになるので、Wordpressでお仕事を受ける以上は内部の理解もできることをおすすめします。

なぜならば、こんな過去のお悩みがありました。

WordPress納品後のお客様のお悩みあるある

WordPressサイトをお持ちのお客様で、納品後にこんなお悩みが起こってしまうことも。

高いお金をかけて作ってもらったけど、Wordpressの管理ができなくて放置…気づいた頃には不具合がいっぱい起こっていた。。

お問い合わせにスパムメールがいっぱい届いて大変。。もう開きたくない。どうにかしたい!

ログインパスワードを忘れてしまった。。そもそもどうやって使うんだっけ?制作してもらった会社に連絡が取れない!

写真を差し替えたいだけなのに、どこをどうしたらいいのかわからない…

これらは一部のお悩みですが、実際にこれまで本当にあったお問い合わせの一部です。

phpバージョンが古すぎたり、パンパンになったデータでサーバーの容量が足りずにリニューアルできなかったり、さまざまな理由が絡んで、シンプルに更新ボタンを押すだけでは解決できないものが多くあります。

これらを解決するには、内部をちゃんと理解して、それなりの知識や経験が必要になってきますよね。

実際にWordpressの知識はどこまで必要?

私は、デジタルハリウッドスタジオのカリキュラムの

  • WordPress講座
  • PHP講座

でWordpressの知識を学びました。

なんですが、実際にこの知識をフル活用してサイトひとつを作り上げる依頼が来たことって、正直開業4年目にして一度もないんですよね。せいぜい自分のサイトを趣味で作るくらいです。

案件として来ないその理由は、料金表を並べるとわかるのですが、Wordpressのオリジナルテーマでの制作って、期間も長くかかるし工数も多い、つまり料金が高いんです。

個人事業主さん・小規模事業主さんからの依頼が多い私のところではやっぱり、コスパ良しのものが一番になるため、残念ながら案件としては一度もないということになります。

そして、とあるサイトの管理画面の中を拝見したとき、自作テーマで時間をかけて制作したサイトなんだろうなということがひしひしと伝わるサイトだったのに、それを保有しているお客様は自由に触ることができない構造に不満ばかり積もって、せっかく時間とお金をかけて作ったのに気に入ってもらえなかった…なんてことも。これは制作側として努力や価値をわかってもらえなかったケースでとても悲しいことです。
※こういうケースを防ぐためにヒアリングの段階がとても大事だと思っています!

そういう理由で、シンプルにわかりやすい既存テーマを好まれるお客様もいらっしゃいます。

とはいえ、実戦でそれほど使わないにしてもWordPressの知識があって良かったと思うシチュエーションはこれまでたくさんありました。

先に述べたクライアントさんのお悩みを解決できたのはこの知識があってこそだし、お客様の今後のための最適な判断ができたのも、Wordpressの性質を知っているからに他なりません。

今回の一般社団法人様のイベントのサイトリニューアルにも、小さな私でも大きな組織に大きく役に立てる知識だということがわかったので、本当に勉強してよかったなと思っています。

なので、今Wordpressを表面的にしか知らない人にはぜひ、その知識を深めて欲しいと思っています。末に大きく役立つ日がきっと来るから。今からでも遅くはないです。

今、ノーコードツールや色々なサービスがどんどん出てきているので、ときに「こんな苦労して学ぶ必要ないのでは…」と思うこともあるかもしれません。私もその道を通ってきたので、その気持ちはよーーーくわかります。

でも、その苦労が多くの人の役に立つことは、そんなに遠い未来ではないんですよ。

今のところまだ、CMSのシェア率とWebサイト全体のシェア率のいずれにおいても、WordPressがトップに君臨しているので、この世の中が変わらない限りは、Wordpressのお仕事はあり続けることになるので。

CMSシェアランキング
CMSシェアランキング(世界) 出典:HubSpot

選ばれるWebデザイナーになるために、今からできること

もうちょっと知識を深めたいなぁと思う人は、もし今もデジハリに通っていて、Wordpress講座を受けられる状況だったら、チャレンジするのもおすすめですが、こちらの本もおすすめです。

WordPressでサイトを自分で作れるようになれば、仕事の幅がぐっと広がります。

そして、Wordpressサイト制作を一人で請け負うのは精神的に負担が大きいという場合は、ぜひこのコミュニティで横つながりを活用してくださいね。何も一人でやる必要はないです!

納品後のことも考えてあげよう

納品後にどうしたらいいかわからなくならないように、私はクライアントさんに「マニュアル」を作成してお渡しするようにしています。納品後にメンテナンス等で月極契約できれば一番なのですが、なかなかそうはいかないですよね。

だからこそ何かあったときには対応できるように、マニュアルの最後に連絡先と修正対応の費用も明記してお渡しすることで、お客様が困る事態を少しでも防いであげられたらという思いで、マニュアルをお渡ししています。

ひとつ一つの案件を大事にしていくことで、そこからリピートや口コミでお仕事が広がることも、大いにあります。だからこそ親切丁寧な対応が、選ばれるデザイナーになるための近道です。

自分の作ったサイトに自信を持とう

自分の作ったサイトに自信を持つということは、自分の制作に責任を持つということと同義です。自分の手を離れたらそれで終わりではなく、子どもを世に送り出す親のようにその後も何かあれば関係が続くような作り手でいることが理想ですね。

そのときに自分が制作対応できる状況になければ、お互いに支え合うことができるようなフリーランスコミュニティを作ることが私の理想です。

まとめ

以上、制作を通じてWordpressについて思ったことをつらつらと書いてみました。

自分の思いを表現するのってそんなに得意ではないのですが、書き始めたら結構色々出てきました!わかりづらかったらごめんなさい。(不明点はLINEでお問い合わせください。笑)

少しでも皆様の気づきになれば幸いです。

この記事を書いた人

AURINCommunity管理者です

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